行事紹介

令和5年度 第2回先輩ゼミ(講師:先輩方5名)

2023年11月4日、金融業界でご活躍中の先輩5名、

①元関西みらいフィナンシャルグループ社外取締役、関西みらい銀行取締役

磯野 薫さん(第18期生)

②元三井住友トラスト・ホールディングス取締役会副議長兼取締役監査委員 現日本製鋼所監査役

三澤浩司さん(第20期生)

③農林中央金庫エグゼクティブアドバイザー(ガバナンス担当)

宮地 茂夫さん(第28期生)

④SMBC日興證券リスク管理部IRB対応プロジェクトマネージャー

髙橋 義之さん(第31期生)

⑤ふくおかフィナンシャルグループIT統括部長兼福岡銀行IT部長

高着 敦史さん(第34期生)

を講師として学生寮にお招きし第2回先輩ゼミを開催しました。

 

それぞれ先輩の講義内容は、

①磯野先輩

〇銀行への就職の動機

〇現場で体験した金融危機

〇天職と実感できた時

②三澤先輩

〇金融機関を選んだ理由

〇信託とは

〇信託銀行における理系人材の活躍フィールド

〇信託銀行の近接領域(資産運用会社・保険会社)

〇番外編

・「不祥事」の責任を取るのも偉くなった者の責任。

・「不運」を救ってくれた「松尾育英会同窓会」の「縁」

③宮地先輩

〇なぜここに就職?

〇就職後の35年余で経験した仕事

〇経営企画、経営管理ってどんな仕事?

〇金融機関は理系のセンスが生きる(金融機関で理系出身者が働くことの意義)

④髙橋先輩

〇職業観に関する考察

・大企業VSベンチャー

・ジョブ型VSメンバーシップ型

・組織・プロジェクト管理VSプレイヤー

〇金融業界は、理系の活躍の場が沢山ある

⑤高着先輩(福岡県からリモートゼミ)

〇地方銀行におけるシステム部門

・従来は企画管理やプロジェクト統括、ガバナンスに関わる業務が中心

・最近はエンジニアやデータサイエンス、サイバーセキュリティにかかわる人材ニーズが高まる

・銀行は信用が基盤であり、システム安定稼働やセキュリティで高い水準が求められる

 

など、平易な内容から高度な内容にわたる講義をしていただきました。

講義後、先輩から一つでも多く生の声を聴きたいと質疑が多くあり、寮生にとってこれから取り組む研究課題、将来を見据えた道標のきっかけになったようです。

ゼミ終了後は、懇親会に移り寮の昔日の話などで盛り上がりました。とても有意義な時間を得ました。

大先輩ありがとうございました。

寮生の感想

〇 数学系からアクチュアリーなど金融界へ進む人も多いと聞いていたが、実際の理系の割合など詳しいことを聞くことができて参考になりました。

〇 どの組織で働くかよりも入った組織の中で何をするか、できるかの言葉が社会人を控えた身としてはとても励みになりました。

〇 数学を専攻しています。数学系の方が金融業界で活躍していると知り、金融業界への就職にも興味を持ちました。

〇 環境問題の分野にも金融が深く関わっていることが分かり勉強になりました。

〇 金融業界は理系の自分には縁のない世界と目を向けずにいたが、システムやリスク管理といった数値を扱う場面で専門性は発揮できると伺い大変興味深かった。自ら視野を狭めるのは良くないと改めて思いました。

〇 「選んだ進路でどう頑張るか」の言葉が強く印象に残りました。

〇 私の専攻分野と関連する内容を聞き、今後の勉強への深化へ繋がりました。

〇 就職は出身地へと考えていました。地方銀行の営利活動から地方企業の活動などを聞くことができとても参考になりました。