
行事紹介
今回は「自然」と「歴史」の二本立てをテーマとして、伊豆を巡る旅行を計画させていただきました。
昨年はT.S先輩のバックグラウンドである東日本大震災について学びましたが、私は中学から深く学んできた地学を使えるのではないか、というところから今回の旅行の着想を得ました。伊豆地方は3つのプレート境界が集中する世界でも類を見ない地質学的特徴を持ちますが、他にも北に富士山を望み、大きな鉱脈が位置し、山林も豊富であるなど非常に魅力ある自然を形成しています。また、古来より寺社や役所が位置し、世界文化遺産である韮山反射炉をはじめとした今の日本を形作った遺産が数多くあるなど重厚な歴史も有しています。伊豆は、人と自然が織りなす営みとその驚異を体感できる、まさに絶好の場所です。
1日目は、まず三島スカイウォークに向かいました。ここは三島・沼津両市街から駿河湾、天気がよければ富士山まで一望することができる吊り橋です。生憎小雨が降る中でしたが(この後も旅行中ずっと曇り時々雨でした)、この後巡る伊豆の景色を眺めることができました。その後、三嶋大社に参拝しました。ここは伊豆国一の宮であり、源頼朝が源氏再興を祈願したことでも知られています。宝物殿などは時間の関係上訪問できませんでしたが、荘厳な雰囲気の中で本殿に参詣しました。三島名産の鰻を堪能した後向かったのは、月光天文台です。小規模な博物館として公開されている他、プラネタリウムの鑑賞も行うことができます。当日の演目は「太陽系の驚異」で、太陽系の各惑星の特徴を学べるものでした。展示は天文、地質、古生物と多岐にわたるもので、体験型の展示もあり皆楽しんで見てくれていたようです。
2日目の午前中は江川邸と韮山反射炉を訪問しました。幕臣として知られる江川太郎左衛門英龍の一族の屋敷は資料館として見学でき、彼が計画・建造した韮山反射炉も併せて見学しました。どちらも日本史の教科書で見たことはありましたが、その仕組みや背景はあまり知らなかったので、展示から学べた歴史、反射炉の造形や機構などは興味深いものでした。午後は土肥金山博物館を訪問しました。展示の他にも砂金掘り体験を行いましたが、皆(腰を労りながら)楽しく体験することができました。
全体として、三島スカイウォーク・月光天文台・土肥金山では自然の雄大さと面白さに改めて気付かされましたし、三嶋大社や江川邸・韮山反射炉では伊豆地方が育んだ歴史に触れてその魅力を体感できました。この旅行は、本部の方々と寮生問わず交流を深めるいい機会になったと感じています。また、私たちを育んできた自然と歴史に改めて目を向けるきっかけとなったのであれば、本研修旅行の幹事としては望外の喜びです。